XMは海外FX業者の中でも、「信頼性が高い」、「ハイレバレッジ」と評判のブローカーです。権威ある金融ライセンスの取得や運営実績から、多くのトレーダーに支持されています。
一方で、「スプレッドが広い」という評判もあり、スキャルピングをメインとするトレーダーにとっては気になるところでしょう。
この記事では、ボーナスから安全性、レバレッジ、スプレッドなどといった、XMの気になるところを中心に紹介していきます。
XMは2種類のボーナスとポイントプログラムが魅力
XMでは、口座開設ボーナスと入金ボーナスの2種類のボーナスと、ロイヤリティプログラムというポイントが貯まるシステムが用意されています。
口座開設ボーナス
口座開設ボーナスは、XMで取引口座を開設することでもらえるボーナスです。付与される金額は3,000円となっており、トレードに利用できます。
もらえる条件
XMの口座開設ボーナスを受け取れる条件は、下記の通りです。
- XMでの口座開設がはじめてであること
- 口座開設時の「口座ボーナス」のチェック項目にある「受け取りを希望する」を選択すること
- 登録住所でボーナスを受け取った人が過去にいないこと(家族など)
- キャッシュバックサイトを経由した口座開設でないこと
口座開設ボーナスは、口座を開設してから30日以内に請求を行わなければ、もらえなくなってしまいます。口座開設を行ったら、すぐに請求しておきましょう。
受け取り手順
公式HPの「口座を開設する」ボタンから、リアル口座の登録へ進みます。氏名、居住国、メールアドレスおよび電話番号といった個人情報を入力します。取引口座詳細にて、取引プラットフォームをMT4とMT5から選択し、取引口座を選びます。
入力、選択ができたら「ステップ2」へ進むボタンを押して進み、氏名、住所を入力しましょう。住所はアルファベットでの入力が必要です。口座の基本通貨の選択において、「JPY」が日本円です。
次に、レバレッジ倍率および口座ボーナスを選択します。レバレッジ倍率は1～888倍を選択でき、レバレッジは後から変更が可能です。口座ボーナスについては、「受け取りを希望」を選ぶことで、ボーナスが受け取れます。投資家情報、口座パスワードを入力したら、利用規約などの確認事項を読み、チェックを入れます。
「リアル口座開設」ボタンを押すと、口座開設確認画面が表示され、登録したメールアドレスへ確認メールが送られてきます。メールにあるリンクをクリックすることで、口座開設が完了です。
口座開設ができたら、次は口座の有効化を行います。マイページへログインし、「口座を有効化する」ボタンをクリックします。マイナンバーの有無と納税国を選択し、マイナンバーを入力します。マイナンバーの入力は任意です。選択および入力ができたら「確定」ボタンを押し、本人確認書類の提出へ進みます。
運転免許証やパスポートなどの顔写真付きの身分証明書と、運転免許証や健康保険証などの住所証明書の写真を、それぞれアップロードします。身分証明書と住所証明書は、異なるものを使用しなければなりません。本人確認書類をアップロードすると、審査が行われ、24時間以内に完了します。審査結果はメールで送られ、口座が有効化されます。
続いて、マイページにて「ボーナスを請求」ボタンをクリックし、電話番号を入力することで、認証コードが記載されたSMSが届きます。認証コードを入力し、「確認」ボタンを押すことで、ボーナスの受け取りが完了です。
入金ボーナス
入金ボーナスは、取引口座へ入金するたびにもらえるボーナスのことです。もらえるボーナスの金額は、入金額に対する還元率により決まります。還元率は2段階となっており、累計5万円までの入金に100%、それ以降の累計230万円までの入金に対しては20%です。
最大でもらえるボーナスは、100%ボーナスの5万円と、20%ボーナスの45万円の、合わせて50万円となります。入金累計金額は不定期にリセットされる仕様で、リセット後は再びボーナスを受け取ることが可能です。リセットされると、運営よりお知らせメールが届きます。
もらえる条件
入金ボーナスがもらえる条件は以下の通りです。
- スタンダード口座またはマイクロ口座を開設していること
- 口座開設時の「口座ボーナス」のチェック項目にある「受け取りを希望する」を選択すること
- 登録住所でボーナスを受け取った人が過去にいないこと(家族など)
- キャッシュバックサイトを経由した口座開設でないこと
ゼロ口座は入金ボーナスの対象外です。ゼロ口座を開設した人は、スタンダード口座もしくはマイクロ口座を追加で開設すれば、追加開設した口座にて入金ボーナスが受け取れます。
受け取り手順
入金ボーナスの受け取りに際しては、手続きが不要です。入金が確認されることで、ボーナスが自動的に付与されます。
ロイヤリティプログラム
XMにはロイヤリティプログラムというランクステータスと、ポイントシステムが用意されています。取引を行うとランクが与えられ、取引した日数が増えるごとにランクアップしていき、ランクと取引量に応じてXMポイントが付与される仕組みです。
取引期間が長くなるほど、お得になるシステムといえます。
ロイヤリティプログラムへの参加条件
XMポイントが付与されるのは、スタンダード口座とマイクロ口座のみです。ゼロ口座での取引については、XMポイント付与の対象外とされています。マイクロ口座における取引で付与されるXMポイントは、スタンダード口座で付与されるXMポイントの1/100です。
ロイヤリティステータスとXMポイント
ロイヤリティステータスは、「EXECUTIVE」、「GOLD」、「DIAMOND」および「ELITE」の4種類があります。各ランクに定められた取引日数を満たすと、自動的にランクアップする仕組みです。これらのロイヤリティステータスに応じたXMポイントが、1lotの取引ごとに付与されます。1lotあたりの付与ポイントは10～20です。
取引としてカウントされるのは、10分以上ポジションを保有したものに限ります。各ランクに降格する日数も設定されており、連続して取引しない日が続くと、「EXECUTIVE」まで降格し、XMポイントもリセットされることには注意が必要です。
XMポイントの交換方法
まずはマイページにアクセスし、上部にある「ロイヤリティポイント」をクリックします。XMポイントと交換するものを、現金またはボーナスより選び、「今すぐ交換」ボタンをクリック。XMP欄より交換したいXMポイント数を入力し、「ボーナスへ換金」ボタンを押すと交換完了です。
ボーナスに関する注意点
XMのボーナスはトレードで使うためのものであり、ボーナスの出金はできません。トレードで得た利益は出金可能なので、トレード資金として活用しましょう。出金の際には、ボーナスが消滅することに気を付けましょう。ボーナスを保有する口座から出金すると、残高に占める出金額の割合と同じ割合のボーナスが消滅します。
残高が100万円で、保有しているボーナスが1万円の口座状況において、口座残高の10%にあたる10万円を出金すると、ボーナス1万円の10%である1,000円が消滅してしまいます。出金時には残高と、ボーナス保有額を確認するようにしましょう。
別口座への資金移動には、ボーナスの移動を伴います。ボーナスを保有している口座から資金を移動すると、出金のときと同様の割合だけ、ボーナスも移動します。ボーナスだけの資金移動はできません。ゼロ口座はボーナスに対応していないので、ゼロ口座へ資金移動する際には、出金と同様にボーナスが消滅します。
休眠口座とされると、ボーナスが消滅することにも注意しましょう。休眠となるのは、ポジション未保有の状態で、90日間にわたり入出金やトレードを行わない場合です。休眠状態は運営へ連絡することで解除が可能であるものの、消滅したボーナスは戻りません。
XMの安全性
これまでの運営実績と、ライセンス取得状況より、XMは信頼できるブローカーといえるでしょう。他の海外FX業者と同様に、日本の金融庁から警告を受けているので、今後の日本における取り扱いについては注目しておきましょう。
運営実績
Tradexfin Limitedが運営するXMは、2009年にサービスの提供を開始しています。サービスが開始されてからの約10年間に渡り、出金拒否などのトラブルは起こっていないようです。運営実績は問題ないといえるでしょう。
ライセンス取得状況
XMはセーシェルの政府機関である、FSAにて金融ライセンスを取得しており、信頼性が高いです。FSAの取得の際には厳格な審査が行われ、取得後も1年ごとに監査を受ける必要があります。2016年にFSAライセンスを取得してから、資格を維持し続けており、運営体制もしっかりしているといえるでしょう。
資金管理
ユーザーの資金はXMの運転資金には含まれず、分別管理されています。分別管理は、運転資金とは別の口座にて資金を管理することで、倒産したとしてもこの資金を返還することで、ユーザーの不利益とならないようにすることです。
ただし、ユーザーの資金管理を委託することで、倒産した際に必ず返還される信託保全よりも、返還の実行力は劣ります。分別管理は、運営会社が資金を管理することから、信託保全よりも信頼性は低いです。
XMのレバレッジは評判通りの高さ
XMは海外FX業者の中でも、レバレッジが高いと評判です。ハイレバレッジ取引がしやすいゼロカットシステムも導入されており、借金の心配がありません。
XMの最大レバレッジは888倍
XMの最大レバレッジは888倍で、業界の中でも高い水準にあります。ゼロスプレッド口座は500倍のレバレッジです。たとえば、口座開設ボーナスで得た3,000円の資金に888倍のレバレッジをかけると、266万円もの資金として使えます。
レバレッジ制限が設けられている
XMのレバレッジには制限が設けられており、証拠金残高が一定の金額を超えると引き下げられます。スタンダード口座とマイクロ口座の制限は、残高が200万円を超えると200倍、1,000万円を超えると100倍です。
制限がかかるといっても、300万円に200倍のレバレッジをかけると6億円、1,500万円に100倍のレバレッジをかけると15億円もの資金が扱えます。手持ち資金が多くなれば、レバレッジ制限は気にならないといえるでしょう。
ゼロカットシステムと低いロスカット率
XMにも他の海外FX業者と同様に、ゼロカットシステムが導入されています。残高がマイナスになった場合はボーナスから補填され、それでも補えない損失については、ゼロカットシステムにより残高がゼロになるシステムです。証拠金維持率が20%を下回ると、強制ロスカットが執行されます。
その際に追証は求められず、借金を背負う心配がありません。20%という証拠金維持率は他社と比べて低い水準にあり、ギリギリまでポジションを維持できます。「あと少しポジションを保有できていれば利益を獲得できていたのに」ということになりにくいです。
一方で、損切が遅れやすくなるので、ロスカットに至った場合、1回のトレードにおける損失が大きくなることには注意しましょう。
広いと評判のスプレッド幅は標準的
XMの評判の中に、スプレッドが広いというものがあります。たしかに、スキャルピングのような少しのスプレッド幅の差が、利益を左右するようなトレードを行うには、スプレッドが広すぎるでしょう。
しかしながら、XMの海外FX業界におけるスプレッドは標準的な水準であり、特別広いというわけではありません。
まとめ
金融ライセンスの取得や運営実績から見て、XMは評判通り信頼性が高い海外FX業者といえるでしょう。資金管理が分別管理であることは不安要素であるものの、事業資金と分けてユーザー資金を管理していることは評価できます。一方、スプレッドの広さ自体は、海外FX業者の標準的な水準です。スキャルピングを行うにはスプレッドは広すぎるので、スプレッドが広いという評判は、スキャルピングにおける評価といえます。
