FBSの評判やデメリットについて徹底解説

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FBSは10年以上運営している海外FX業者で、世界各国に拠点を置いています。日本アカウントを管理しているのはバヌアツの法人です。海外FX業者を利用するときには、評判や安全性が気になりますよね。

これまでの運営に対する良い評判として、レバレッジの高さとボーナスの内容が取り上げられています。一方で、悪い評判はスプレッドが広いことと、約定が滑りやすいことです。

この記事では、FBSの評判や、気になる点について詳しく説明しているので、参考にしてください。

FBSのボーナスは制約に注意

FBSは2種類のボーナスと、キャッシュバック、ロイヤリティプログラムを用意しています。口座開設ボーナスは制約が多いため、入金ボーナスの利用がメインとなるでしょう。取引に応じて、キャッシュバックとロイヤリティプログラムによる恩恵が受けられるので、取引する価値はあります。

口座開設ボーナス

FBSの口座開設ボーナスは、ボーナス専用口座であるTrade 100 Bonus口座を開設するともらえるボーナスのことです。通常の口座と異なりTrade 100 Bonus口座は、出金や入金に制限があるため、FBSでのトレードを試す用途に限られるでしょう。

ボーナス専用口座以外の口座を開設した後でも、Trade 100 Bonus口座を開設できます。付与されるボーナス金額は1万円です。

もらえる条件

FBSでTrade 100 Bonus口座を開設することが、ボーナスを受け取る条件です。

受け取り手順

FBSの公式HPにアクセスし、「ボーナスを得る」をクリックします。口座の種類に「Trade 100 Bonus MT5」を選択。氏名とメールアドレスを入力して進むと、入力したメールアドレスに確認メールが届きます。

メールに記載されているリンクからサイトにアクセスし、ログインすることで口座開設完了です。ログインに必要なIDとパスワードは、メールに記載されています。口座開設が完了すると、ボーナスが付与されています。

別の口座をすでに開設している場合は、マイページの左メニューにある「口座」下の「口座を開設する」をクリックします。口座を「Trade 100 Bonus MT5」とすることで、「口座の基本通貨 」、「レバレッジ」がそれぞれ「USD」と「100倍」に決定されます。

選択後、「口座開設」をクリック。口座開設時に登録したメールアドレスにメールが届くので、「MT5をダウンロード」リンクよりアクセスすると、MT5のダウンロードが開始されます。ダウンロードができたら、口座開設完了です。口座開設が完了するとボーナスが付与され、ダッシュボードに表示されます。

口座開設ボーナスの注意事項

口座開設ボーナスの注意事項は次の4点です。

  • ボーナス自体の出金ができない
  • 利益の出金には10pips以上の取引が5lot必要
  • 口座開設より50日間の有効期限がある
  • 取引が可能な日数は30日

ボーナス自体は出金できず、トレードで得た利益も出金には条件があります。条件は、10pips以上の取引を5lot以上行うことであり、さらに1度のトレードで0.01lotまでしか取得できず、トレードできる日数が30日だけという制約付きです。

この出金条件をクリアするのはむずかしく、トレードの練習用という位置付けになるでしょう。また、開設から50日でボーナスが使えなくなります。

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入金ボーナス

入金ボーナスは取引口座へ入金することで、還元率に応じた金額のボーナスが付与されるものです。FBSの入金ボーナスの還元率は100%なので、入金すると入金額と同額のボーナスが付与されます。付与されるボーナスの上限額は200万円で、200万円に達するまでは、条件を満たしたすべての入金に対してボーナスが付与されます。

もらえる条件

ボーナスがもらえる条件は、次の3点です。

  • 対象口座であること
  • 入金時の残高が過去最高額であること
  • 累計200万円までの入金であること

対象口座は次の4つです。

  • スタンダード口座
  • セント口座
  • マイクロ口座
  • ゼロスプレッド口座

ECN口座、スタンダードMT5口座およびセントMT5口座は対象外とされており、入金してもボーナスは付与されません。入金時の残高にも注意が必要で、過去最高額の金額であることが条件です。

つまり、30万円の残高実績を持っている人が、残高20万円のときに入金しても、ボーナスの対象外とされます。

受け取り手順

入金ボーナスを受け取るには、対象口座の開設が必要です。FBSの公式HPの「口座開設」ボタンを押し、氏名とメールアドレスを入力します。氏名はローマ字入力です。入力したら、「トレーダーとして登録する」ボタンをクリックすることで、パスワードが生成されるので、好みのパスワードを入力し、「変更する」ボタンをクリックします。

すると、登録したメールアドレスにメールが届くので開封し、記載のリンクをクリック。リンク先にて「進む」ボタンをクリックすると、口座選択画面が表示されます。対象口座を選択し、表示される登録内容を確認します。

「個人エリアへ進む」をクリックすると、国籍が表示されるので、「Japan」になっていれば「正確です」をクリックします。続いて、電話番号の登録です。「電話番号を確認する」をクリックし、電話番号を入力。電話番号は、1桁目の「0」を抜いて入力します。

次は、本人確認書類のアップロードです。「ご本人確認」をクリックし、「確認」ボタンを押して、本人確認書類をアップロードします。本人確認書類には、顔写真付きの免許証やパスポート、住基カードなどが使えます。身分証の番号、生年月日を入力し、「ファイルを選択」にて使用する本人確認書類を選んで「リクエストを送信」をクリック。

完了のメッセージが表示されると、取引口座有効化完了の通知メールが届きます。これでボーナスの受け取り準備は完了です。マイページの資金管理から入金メニューがあるので、入金を行うことで、入金ボーナスが付与されます。

入金ボーナスの注意事項

入金ボーナスには次のように注意事項があります

  • ボーナス自体の出金は条件付きで可能
  • 入金ボーナスは証拠金として使えない
  • 最大レバレッジが500倍に制限される
  • 証拠金額がボーナスの30%以下になると消滅する
  • 有効期限がある

ボーナス自体の出金には条件が設けられており、取引lot数×1ドル分の入金ボーナスを出金可能です。得られた利益については無条件で出金できます。入金ボーナスは証拠金として扱われず、証拠金維持率の計算に含まれないので注意しましょう。

ボーナスが含まれる場合と比べてロスカットが早まります。入金ボーナスを受け取った口座においては、最大レバレッジが500倍に制限されます。とはいうものの、入金ボーナスにより扱える資金が増え、500倍自体が大きい倍率なので、そこまでのデメリットではないでしょう。

ボーナスの消滅条件には、特に注意が必要です。証拠金額がボーナスの30%以下になると、余分なボーナスが消滅します。有効期限が付与されてから30日間となっていることにも気を付けましょう。

キャッシュバック

キャッシュバックは、取引量に応じた金額が証拠金に還元されるものであり、現金としての出金も可能です。通貨ペアおよび取引口座によって還元金額が決まり、1lotあたりの取引で2~15ドルがキャッシュバックされます。

取引量が多くなるほど恩恵が受けられてお得です。キャッシュバックの上限金額は、月間で570ドルとされています。

もらえる条件

キャッシュバックの対象口座は次の4つです。

  • スタンダード口座
  • セント口座
  • マイクロ口座
  • ゼロスプレッド口座

キャッシュバックの受け取りには、対象口座にてキャッシュバックを有効化した状態で、5pipsまたは5.9pips以上の取引を行うことが条件です。通貨によって5pipsと5.9pipsのものがあります。取引の損益は問われません。

受け取り手順

マイページにて、キャッシュバックを受け取りたい口座アカウントを開きます。「キャッシュバック」の項目へチェックを入れることで、キャッシュバックが有効化され、取引に応じてキャッシュバックが受けられるようになります。

ロイヤリティプログラム

ロイヤリティプログラムは、会員にステータスを付与し、ステータスと取引量に応じてポイントがもらえるサービスです。ポイントは現金や景品に交換できます。用意されている景品は、高級車であるメルセデス・ベンツや高級時計のロレックスなど豪華です。

ロイヤリティプログラムへの参加条件

ロイヤリティプログラムは、すべての会員に参加資格があります。マイページから参加申請を行うことで、プログラムに参加可能です。

ステータスとポイント

ステータスは「グリーン」、「シルバー」、「ゴールド」および「プラチナ」の4種類があり、ステータスに応じて1lotの取引でもらえるポイントおよび交換できる景品が異なります。ステータスのランクアップ条件は、獲得したポイント数と累計入金額です。

これらのランクアップ条件を満たすと、自動的にステータスの変更が行われます。ステータスがシルバーになると、VIPイベントへの参加権が得られ、会員カードが発行されます。ポイントについての注意事項は以下の3点です。

  • ECN口座は獲得ポイントが半分
  • 1年間の有効期限が設定されている
  • 5.9pips以上の取引が対象

有効期限が切れないうちに、景品に交換しましょう。景品の交換条件には、獲得ポイント数以外に取引日数が設定されており、景品との交換によって、取引日数がリセットされます。交換はマイページのロイヤリティプログラムより選択可能です。

FBSは実績十分だがライセンス未取得

FBSの安全性は、まずまずといったところです。運営実績は十分であり、本社やグループ会社が金融ライセンスを取得しています。一方で、日本アカウントを管理する会社が、金融ライセンスを取得していないことは、懸念事項です。安全性についての各項目を説明します。

運営実績

FBSは2009年に設立されており、本社はベリーズにあります。日本のアカウントを管理しているのは、バヌアツで運営しているMitsui Markets Ltd.です。10年以上運営している中で、出金拒否などのトラブルは起こっていないようで、運営実績は優秀といえます。

2020年にはサッカーのクラブチームとして有名なバルセロナのオフィシャルパートナーとなっており、一定の信用が得られているものとみられます。一方で、トレードにおいて、約定が滑りやすいという評判があり、希望する価格での取引がむずかしい場合があるようです。

グループとして数々の賞を受賞

FBSはアジアを中心とする各国から、さまざまな賞を受賞しています。受賞を受けたのは、ベストFXブローカーやベストFOREXブローカーなどです。特に、ベストFOREXブローカー・アジアについては、例年受賞しています。

金融ライセンスの取得状況

FBSの日本アカウントを管理するMitsui Markets Ltd.は、金融ライセンスを取得していません。金融ライセンスの取得は、厳しい監査を通過したという運営体制の信頼性を裏付けるものです。したがって、金融ライセンスを取得していないことから、Mitsui Markets Ltd.は信頼性に欠けるといえます。

一方で、ベリーズにあるFBS本社とキプロスのグループ会社は、それぞれベリーズ、キプロスにおいて金融ライセンスを取得しており、信頼性があるといえるでしょう。

資金管理

FBSでは、資金管理として分別管理を行っています。分別管理は、ユーザーの資金を保護することを目的としており、運転資金とは分けて銀行口座にて資金を保管することです。ただし、金融ライセンス未取得であることから、分別管理の実施状況の透明性は低く、不安要素は残ります。

また、分別管理は信託保全よりも信用度が低いです。信託保全は、信託会社へ資金の管理を一任することで、万が一、倒産した場合でも、資金が返還されます。分別管理では、返還される保証がないことから、その点は注意が必要です。

日本の金融庁より警告を受けている

FBSの本社であるFBS Markets Inc.は、日本の金融庁から警告を受けています。日本では、金融庁にて登録していない、いわゆる未登録業者が日本居住者に対して勧誘などのプロモーション活動を行うことは禁止です。

日本語でサービスを提供すること自体が、プロモーション活動にあたる可能性があることから、他の業者は日本語の提供を取りやめるなどの対応を行っています。一方、プロモーション活動が禁止されているとはいうものの、現状において罰則はありません。

また、日本居住者が未登録業者によるサービスを受けることは禁止されておらず、利用については自己責任とされています。ただし、規制が強化されて資金が引き出せなくなるなど、不利益を被る可能性もあるので、今後の動向には注目しておきましょう。

FBSの最大レバレッジは3,000倍

FBSの最大レバレッジは、3,000倍と、業界の中でも高い水準にあります。資金が10万円であっても最大レバレッジかけることで、3億円規模のトレードが可能です。ゼロカットシステムを導入しており、証拠金がマイナスになっても補填により0円に戻されるので、リスクをとりやすいといえます。

最大レバレッジは口座ごとに異なり、ボーナスを受け取った口座では500倍に制限されることに注意しましょう。

証拠金維持率は20%

FBSの証拠金維持率は、20%と低めに設定されています。証拠金維持率が低いことでロスカットされにくく、多少の値動きに対して粘ることが可能です。ただし、ロスカットが遅れるので、強制決済に至った場合には、損失が大きくなるリスクがあります。

スプレッドは全体的に広め

FBSのスプレッド幅は広めに設定されています。USD/JPYなど、通貨ペアによっては狭くなっているものの、全体的には広いです。ゼロスプレッド口座では、手数料によって取引コストは大きくなります。

キャッシュバックにより、取引コストを低減できるとはいえ、スキャルピングなど取引回数が多くなる投資スタイルとは相性が悪いといえます。

まとめ

FBSは運営実績やライセンス取得状況から、ある程度の信頼が持てるといえます。取引においては、評判にあったスプレッドが広いことや、手数料を考慮すると、スイングトレードに向いているでしょう。入金ボーナスやキャッシュバック、ロイヤリティプログラムによる還元が大きいので、長期利用に適しています。レバレッジはボーナスを受け取ると500倍となるので注意しましょう。